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2011年9月19日 (月)

“【100分de名著 ブッダ 真理のことば】 : 『第1回 生きることは苦である』を見た。”

100分de名著 ブッダ 真理のことば 『第1回 生きることは苦である』を見ました。

以下、番組内容を大体テキスト化。

講師・佐々木 閑

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 『真理のことば=ダンマパタ』

ブッダが弟子たちのために悟りへの道を423の詩にまとめたもの。

苦しみには2つある。
1つは今度の震災とか『避け難い苦しみ』
それに対して、ダイエットしたいのに という、欲望から出てくる苦しみ、自分の心が生み出す苦しみ どちらの苦しみも なんとか消したいと考えるわけです。

◎端的に表す物語―――。
大富豪の娘だった、パターチャーラーの物語。
パターチャーラーは身分の低い召し使いと駆け落ちし、流れ着いた土地で子どもを生みました。
2人目の子どもを身籠もった時、母が恋しくなり 実家へ帰ろうとしました。しかし、その道中 夫がヘビに噛まれて死んでしまいます。
―――不幸は続きました。生まれたばかりの赤ん坊を鷹にさらわれ 上の子も川に溺れて死んでしまったのです。パターチャーラーは嘆き 悲しみました。その悲しみは正気を失うほどでした。さらに豪雨で実家も流され、パターチャーラーは天涯孤独になってしまうのです。
そんな彼女にブッダが声をかけました。
案じることはありません。この生死の輪廻において、あなたのように 子どもを亡くして嘆き悲しむ 人々の涙は四大海の水より多いのです。

佐々木:「ブッダはパターチャーラーに向かって 生き方を変えよ と言います。パターチャーラーはこれ以上 不幸になりようもないくらい不幸なわけです。 で 本来ならば ひょっとしたら命を絶つかもしれない。 そんなときにブッダは『命を絶つ必要はない』パターチャーラーはそこで 釈迦の教えに従って出家をして尼さんになるんです。最後は本当の安穏と幸せの中で一生を終えたと。」

【ブッダが説いた 生き方とは?】

“ものごとには発生と消滅がある
 ということを理解せずに
 百年生きるよりも
 発生と消滅の原則を見通しながら
 一日生きる方がすぐれている”
    真理のことば 一一三

佐々木:「これは 物事 すべてのものは、生まれ、そして消えていく。従って その中でいつまでも変わらずに 永遠に存在し続けるものは無い ということです。これを“諸行無常(永遠に変わらず 存在するものはない)”といいます。
    すぐれている というのは ここに安楽の道がある ということです。  世の中の、本当の姿を見ないで生きる ということは つまり 間違ったものの見方で生きるということですね。」

佐々木:「ブッダが考えたのは、この世の中が全て苦しみであるならば、そのたくさんの 無限にやってくる苦しみを 自分がしっかりと受け止めて、それを苦しみだと感じないような自分を作らなければならない。つまり 自分自身を変えるということが、ブッダの考えた一番の目的なんです。」

佐々木:「例えば、今回の震災を考えてみましても、現実は 私たちの思いとか 夢というものに関わりなく、粛々と進んでいくわけです。それがそれほど違わないときには私たちってあんまりその食い違いを感じませんけども、今回のように衝撃的なカタチで襲いかかってきたときに、そのあまりのギャップが、我々に恐ろしい苦しみを生み出すわけです。」

“諸行無常を知って 生きよ”

《ナレーション》
世の中は、自分の思いとは関係なく、常に移り変わる。だから苦しみが生まれる と ブッダは説きました。さらにブッダは、その苦しみを解決する方法についても言及しています。

“仏と法と僧に帰依する者は
 四つの聖なる真理
 すなわち「苦」と
 「苦の発生原因」と
 「苦の超越」と
 「苦の終息へとつながる八つの聖なる道」とを
 正しい智慧によって見る”
     真理のことば 一九〇 一九一

佐々木:「仏・法・僧という、三つ合わせたものが、仏教という意味なんですね。 仏教に従う者は この4つの真理を土台として ものごとを考えていこう と。」

【ブッダが説いた 4つの真理 とは?】

四聖諦(ししょうたい)
・苦諦 ・集諦 ・道諦 ・滅諦

・苦諦…世の中は「苦しみ」で満ちている。例えば老化にしても、それは止められない。苦しみを生む原因は 私たちの中にある。

・集諦…「苦しみ」の原因は煩悩である という真理。

・道諦…煩悩を消したときに「苦しみ」が消える。

・滅諦…じゃあどうやって消すのか という「苦」を消すための実践の道を説いたもの。

解決方法には八つの道があるという。それが八正道。

・正見 ・正思惟 ・正語 ・正業
・正命 ・正精進 ・正念 ・正定

・正しいの基準、意味というのは?
佐々木:「たとえば 道徳的に正しいとか、法律に則ってるから正しいとか、ここで言う“正しい”というのは、正しく、世の中のありさまを見る ということです。
    私たちは普通は 世の中のありさまを正しく見ていないんです。その理由は何かというと、いつも 自分を中心に考えるから。自分がこの世の中心にあって、その周りに 私の世界というのがあって、 その周りで色んな世界が動いていて、私こそが世界の中心であるというような錯覚 を持って世界を見ているわけです。なぜならば 世界は私のことなんか何も考えずに動いていくからですね。」

佐々木:「こん中に 突拍子もない修行とか荒行とか いわゆる苦行は無いし。出家しなくたって日常の中の心構えでこれを続けていく。それを一歩ずつ積み上げていく トレーニングの中で、私たちは少しずつ心を変えていくことが出来る。
    それはつまり、煩悩に支配された日常のものの考え方を少しずつ是正していく。  そして本当の世の中のありさまが正しく見えたときに 我々は多くの苦しみから解放される。」

“日常の中で正しく見ることを トレーニングする”

【自我を見つめたブッダ】
「ブッダは普通の人間ですが、どうやって人間の苦しみから逃れることができるかマジメに考え、そしてそれを集中的に修行することによって、その道を見つけだし、もっと大事なことはそれを私たちに教えてくれた。」

・ブッダの半生。
釈迦族の皇子ゴーダマシッタールダとして 16歳で結婚し、子どもももうけ 何不自由なく暮らしていました。
しかし あるとき王宮の外で人々の姿を見たとき彼の運命を変えました。それは人生が 生・老・病・死 という苦しみに満ちていることを知ったからです。それはやがて 自分の身にも起こることに気がつきました。シッタールダは苦しみを克服する術わ得ようと、29歳で出家を決意。修行しながら深く思索を続けました。そしてついに35歳で菩提樹の下で悟りをひらき、目覚めた人=ブッダ となったのです。

「長い修行が終わって、悟りをひらいたときのブッダはたいへんな喜びを感じたわけです。それがここに 歓喜のことば ということで……」

“私は 苦しみの基盤である
 「自分」という家の作り手を
 探し求めて 幾度も生死(しょうじ)を
 繰り返す輪廻の中を
 得るものもなく さまよい続けた
 何度も何度も繰り返される生は
 苦しみである

 だが家の作り手よ
 お前は見られたのだ
 もう 二度と家は作ることはできない
 その垂木はすべて折れ 棟木は崩れた
 心はもはや 消滅転変することなく
 渇愛の終息へと到達したのだ”
     真理のことば 一五三 一五四

佐々木:「家というのは“私”が “私という世界”をつくっている というものです。  私という世界の周りに、私の持ちものだ “私”を中心として組み上げられた 私の 自我の世界。これが 家 というものです。」

瀧口:「家というのは、自分の基準でこう 世界を見てつくり上げてしまった虚構のような世界を、家というふうに…」
佐々木:「そうです。誤った自我意識ですね。
    “繰り返す輪廻の中を 得るものもなく さまよい続けた”というのは、『そういう 私の世界は本当はどこにあるんだ 私中心の世界はどこだ』ということを探して求めるということです。 しかし 見つからない。探しても見つからないから それは苦しみの連続になるわけです。 ところがブッダは自分の体験によって、虚構の世界だということに気がつく。  気がついた途端に、今まで作ろうとしていた “家”の構造は いっぺんに崩れてしまいます。それが“その垂木はすべて折れ 棟木は崩れた”
    気がついてみると、今まで探して求めていた“私”という世界は もう無いじゃないか。そのときにはじめて、“無いものを探していた その苦しみは消える”。  そして本当の安楽がくる。これが釈迦が長い修行の結果 到達した境地なんですね。」

瀧口:「日常に置き換えると どういうことが言えますか?」
佐々木:「たとえば私が、お金持ちだとすると、このお金持ちの状態は ずっと続いていてほしいと思うわけです。
    そうしますと、その世界を邪魔するものが出てきますと それに対してたいへんな憎しみと、そして苦しみと。さまざまな妬みや、そういうものを生み出している そしてそれが現実社会との間で 必ず食い違い、齟齬を起こしますから それが苦しみとなって表れる。こういう その自分中心の世界から苦しみが生まれてくる というのが、ブッダが考えた世界観なんですね。」

“「苦しみ」は自分中心の世界から生まれる”

佐々木:「今 言ったようなこの話は 世界中の全ての人に当てはまる話では無いんです。つまり心の中に苦しみを感じて 今 生きている人生がそういう苦しみに満ちているということを自覚した人にだけ役に立つ考え方です。 だからブッダの言葉は『心の病院』。待っているわけです。自分の方から出かけていって健康な人を引っ張りこんでくる病院なんてのは無いですよね。苦しんでいる人がやってきたときには それを全員引き受けて、まじめに治療する。
    今回の震災にしても、国全体が一つの病気を抱えた重病人になったんだと思います。みんなが心の中になにか こう 苦しいわだかまりを持って生きている。  でその病気はなかなか消すことができないから 物理的に治すことはできないかもしれないけど しかし病気になりながらも、その病気を抱えながらしっかり生きていく道がある ということですね。それがブッダが我々に教えてくれたことなんです。」


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎



というかブッダ関係は、最近 アルボムッレ・スマナサーラ氏の本を読んでるから、大体の知識に関しては補完できてるつもりなんですけど。。。


パターチャーラーの話に関しては、先日 アルボムッレ・スマナサーラ氏の著書、『心は病気』を読んだときにもあったものなので、すんなり入ってきましたし。

それでも、震災のこととかをね。こういう『避け難い苦しみ』を、どう受け止めていけるか っていうコトは、それが肯定のためで大切なんだろうなと思っていてもなかなか心は変わらない。
…これはニーチェの永遠回帰にも言えるけどね。苦しみも繰り返す …っていう点では。


この番組によって、スマナサーラ氏とは違う語り口で得られるものに期待しつつ。
また次回。

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