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2011年8月 5日 (金)

“『ONE PIECE 63巻』読了。”

ONE PIECE 63 (ジャンプコミックス) (63巻)』を読みました。


ホーディ・ジョーンズとバンダー・デッケンが組んで、竜宮城に攻撃開始。
そしてジンベエから語られる魚人島の過去の話。


現実の展開は正直ゴチャゴチャしてる感がまだ否めなく、特にサンジがジンベエと会って真面目な話をするまで(というかナミさんに会って真面目モードに戻るまで)、ずっとギャグキャラな立ち位置になっていてどうしたことかと……。(笑)

ホーディ・ジョーンズとゾロの戦いのところは描写が少なかったけど、気になったところ。
なんだかドーピングをするキャラみたいですが、相手がシラフの状態だとはいえ よく水中でゾロは相手に深手を負わせたなぁ。
P.52のゾロのセリフの、『約束は果たせなかった~交渉は決裂だ』っていうのとか、小さいところだけどここはゾロらしい。こういう義理堅い描写がゾロにはずっとあるよね。


後半は過去の回想シーンで、今までのエピソードが繋がっていくのは面白かった。
また、語られる魚人島の過去とか。これが一番この巻の見所というか。

いつもONE PIECEは、 政治的なことや、社会問題とかをサラッと入れてきてるけど、今回もまた難儀な。
人種(魚人との)差別とか、奴隷についてとか。…まぁ、差別に関しては人間間でさえ当たり前にあるんだから、どうしようもないものだけど。

奴隷だった少女・コアラが殺さないでとニコニコしながら床を拭いたりしてたけど、自殺って選ばないのかね。苦痛から逃れるのだったら、とっとと殺されたほうがマシという選択肢は浮かばないのかな。浮かばせないのかな。

もう一つ、ジンベエが『いつも…脅えてるように見える』っていうのに対して、
コアラが、
『……だって、何も知らないから……』
というのは良い言葉。

脅えて、どこか攻撃的になっているものは、きっと無知だ。
無知だけど、それまでのもので満足しているから、新たなものが怖い。何か別の人物なりが介入するのが怖い。
けど本当に相手を知れば、結局は自分自身と同じもの(同じ想いが・同じ痛みが…、同じバックグラウンドが。)…があるかもしれないけど、今の満足を崩したくないから、
知るのが怖いし、知りたくも無い のかもしれないね。

で、またそれを、結果・世界政府の犬…王下七武海になるし、フィッシャー・タイガーの背景を知って『話すな』って言われるし、オトヒメの意図は分かるけど難しいことも知ってる……っていうジンベエが、ただ沈黙し現状を静観しているというのが興味深い。


上記に“知るのが怖いし、知りたくも無い”って書いたけど、似たようなことが、
P.112でのジンベエのセリフにあるね、
『一度権力を手に入れたものほど変化を恐れるもの~…』
っていうね。

この根深い差別問題…根付いてしまった認識の問題について、まして中枢が関与しているものを、どう 一般市民レベルで“解放”していくのかと。
(今の現代の日本にも十分考えられる問題だしさ。)





回想による過去の話が入ることによって 起きていることの背景を知ることはイチ読み手としても無知の垣根を崩す。
ナミ個人の想いとしても、この問題にどうケリをつけるんだろうかね。

ONE PIECE 63 (ジャンプコミックス) Book ONE PIECE 63 (ジャンプコミックス)

著者:尾田 栄一郎
販売元:集英社
発売日:2011/08/04
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