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2011年7月 6日 (水)

“『FILE149、150:「“塀の中”の真実」』を見た。”

2011.06.23.,30. (再放送2011.07.04.夜中) O.A.

FILE149、150 「“塀の中”の真実」を見ました。


ゲストは、“法務省・特別矯正監” の杉 良太郎さん。


先ず、以下にHPの番組内容をコピペ。


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FILE 149
太田:「(受刑者に)お年寄りの人が多いね。」
田中:「ほんとに、高齢の方が多かったように思うんですけど?」
杉 :「高齢者が多いんですよ。」

田中:「じゃあやっぱり、今見学したみたいな刑務作業(ハンガーのシールをはがす、など)は、やっぱり高齢の方のほうが体力的にも・・」
杉 :「本当に単純作業ですからね。」

太田:「お年寄りの方っていうのは、結構長く入っているということでもないんですか。」
杉 :「ここはB級刑務所(主として再犯者で執行刑期が8年未満の者を収容する刑務所)だから、出入りが激しいんですよ。要するに、俗に言う前科がたくさん付いているっていう。」

太田:「もう一回また戻ってきてしまう。」
杉 :「うん、シャケみたいなものですね。義理堅く帰ってきちゃう。」
太田:「よくね、映画で。」
杉 :「義理堅く帰ってくるな、と言っても、それがね、そうはいかないね。」

太田:「杉さんに会いたいんですかね。」
杉 :「いやいや、「もう二度と会わない約束をしましょう」って別れるの。だけどね、来るんだな。」
太田:「それは魅力が。」
田中:「いや、魅力ってそうじゃないでしょ。」


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FILE 150
杉 :「受刑者の中にも高齢者が一万数千人いるんですね。この人たちは刑務所を出されると生きていけない。ここでしか生きていけないというような、まあ身寄りもいない。引き取り手もいない。体も病気でもうほとんど駄目だと。で、ある受刑者なんかは、職員が「もう二度と戻ってくるなよ」と言うと、「先生、そんなこと言わないで置いてください」と。「駄目だ」と。「先生お願いします、私が病気なのを知っているでしょ。」「駄目だ。ここは置いておけないんだから、もう刑は終わったんだ。」「何とか駄目でしょうか?」って。「駄目」って言ったら、もうこの受刑者怒ってね、「鬼!」って。」

太田:「出してやるって言っているのに。」
杉 :「「鬼!」って言って怒って出ていった。そしてもうすぐに無銭飲食とか無賃乗車で、すぐ刑務所に戻ってくる。」

太田:「戻るの簡単ですもんね。」
杉 :「簡単に戻ってきちゃう。 結局は高齢者を抱えてね、この刑事施設っていうのは、将来はまあ後期高齢者の介護施設になってしまうかもしれない。」


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そして 以下が 私が見ながらtwitterに書き込んでたメモ。

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◎刑務所の独房に中からのドアノブ無いんだ…。 

◎共同室でもルールはキツいなー。13畳6人部屋か。…でも、これでもマシなんやな。

◎杉さま:『上見てもキリない。下見てもキリない。』

◎受刑者の食事と、ベトナムの孤児の食事の量(費用)を知ってるからなのね…。さっきの『上を見れば~…』とかってのは。

◎ケンカが起きないようにしてる と、言ってるそばから施設内でケンカか。

◎杉さま:『(海外には過酷な刑務所がある)日本は恵まれてるの。だから不平不満ばっかなの。』 

◎“薬物依存離脱指導”『懲罰を受けても戻ってきてしまうもの。それが“麻薬”』って言う言葉だけで収まる理由なんだね。

◎焼き物もやるんだね…。 

◎外国人多いんだー…。宗教や言語に対応するのも大変なんやね。

◎高齢化で介護施設化してるのか。…まぁ居心地が良いんだろうなぁ。

◎杉さま:『社会も刑事施設も同じ』

◎杉さま デビュー5年前の15歳から施設に赴いて。受刑者からの感想文。 『何で自分の一生台無しにするんだ』と。

◎“犯罪被害者はまっさらな紙には戻らない。”

◎杉さま:『人間って苦しむために生まれてない。』  …いや、言いたいコトは分かりますけどね。“苦”ですよ。生きるコトは。何を重篤な“苦”として怒りに駆られたりするかは個人にあると思いますが。



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杉さま自身が貧乏暮らししてた頃の話も加えて、
食べるのにも困るけれど自由だ ってコトと、 食事と仕事にはありつけるけど自由が無い。

この 差。

楽しむために、腹から笑えるために そんな夢ある日々を送るために。

…って歌手・俳優という仕事をお持ちの杉さまはそうお思いかもしれませんが……。
いや、まぁ、15歳の頃からそういう活動をされてきた っていうのは分かりますけどね。

うーん……、すごく杉さまが仰ってることは分かるんですよ。尚更そのご自身の経験や体験に裏打ちされてるからね。


太田さんがHPの対談後感想でも書かれてましたけど、『どうしてそうまでしてするのか?』という理由が聞きたかったです。


番組内で一番 杉さまの言葉で印象に残ったのが、
『上を見てもキリがない。下を見てもキリがない。』
っていう言葉で。

私はなんかそういうのを実際に見たら 虚しくなってしまう気がするんですよねぇ。

“上”を見ればなんだか色んなものに恵まれてる人がいて。“下”を見ればなんだか色んな状況や境遇がとても不遇なものに満ちていて。 …あぁ、なんでこんな同じ人なのに差があるんだろう って。そもそも何が“上”とか“下”とか決めてるんだ? ってね。



だからそう、どうしたら、各人が 自分自身を等身大で解釈し、分相応に生きていけるか。 …というコトが知りたかった。



罪を犯した人の背景までは詳しく知らないけどさ、受刑者の多くの人は 自身の中に何かの弱さがあっただけでしょう。
けど、娑婆の場でも、その弱さを認知して・受け入れて生きてる人もいれば、誤魔化したり・虚勢を張って生きてる人もいるのでしょう。
その 関係性がうまく合致しなかったところが出てきたから犯罪を犯してしまった(犯罪とされてしまった)んじゃないの。



そして再犯をしてわざわざ戻ってきたい人もいるとか。高齢者とか。

自由を与えられるより、規則でがんじがらめに縛っておいてくれたほうが安心する。って人もいるんじゃないのかな。
このへん、日本人くさい感じが。
まして 娑婆みたいに理不尽にルールが変わるワケでもないんでしょう?(たぶん。) よくある日本人の会社の風景で、上司がコロコロ プランを変えるとかさ。
その重い規則を守ってるだけで3食に屋根付きの部屋で寝れるなら安心するんじゃない?

娑婆に出ても、身寄りもないなら尚更さ、受刑者同士で気の合う人でもいれば喋ってれば安心するでしょうに。


娑婆の…社会が無限に与えてくれる“自由”って不安にさせる側面があるからね。“どうしていいか分からない”的な。 だから上記に書いた、『自身を分相応に生きる』っていうのはどういうことか? を考えないといけないんじゃないのかな。


まぁ、これも、色んなものが恵まれてる日本だから感じることなのかもしれませんけどね。…それ故に 多くのコトに不満を持ってしまう というコトも絡めてね。


ところで刑務所のコトで気になってた、刑務所内の人間関係に関しては、私の想像では、混沌とした雰囲気で陰湿なイジメみたいのは根強くあるのかと思ってたのですが、これはよく分からない結果でしたね。放送を見る限りでは。
配慮した分け方をしてる という説明が放送の中であった割には、ケンカがあったりとか。(苦笑)


なかなか面白かったですが、杉さまによる刑務所紹介では無くて、フツーに杉さまの慰問を続ける理由とか信念とか背景とか。そういうのを聞きたかったし、掘り下げて欲しかったなー、というのはありますね。

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