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2011年7月30日 (土)

“『鋼の錬金術師 CHRONICLE』読了。”

鋼の錬金術師 CHRONICLE』を読みました。

これまで刊行されてきた単行本の初回特典を完全収録、各著名人との対談、スクエニ系作家さんからのイラスト・コメント、各所で描かれてきた4コマ漫画(単行本未収録含む)、荒川先生へのインタビュー、そしてつい先日ガンガンに掲載された、『鋼の錬金術師プロトタイプ』が収録されてる(カラー原稿もそのまま)… などなど…。大充実の本です。


各キャラクターガイドに関しては、これまでもガイドブックで紹介されてたのがあったので、あまりそそられなかったのですが、インタビュー、対談など、活字関係のものが読み応えがありましたよ。


エドとアルの中の人との対談では、もぉ、フツーにイチファンとしてのお2人が感情移入されてる様子がよくわかります☆


ガンガン作家対談は、個人的にスクエニ贔屓をしてる身として、ガンガンの魅力とか語ってる(投稿コーナーの“切り貼り”とか)のは好きですわ。


荒川弘×荒木飛呂彦 対談がまさか実施されるとわ。
『人間賛歌』と『等価交換』の共通点についての話題や、なぜ戦うのか? という理由付けや、このキャラが此処で命を落とす意味 など(この辺りは対談じゃなしにインタビューの部分にもありましたけどね)。
いやー、しかしイラストでエドと空条承太郎(見たカンジが第6部っぽい)がコラボで描かれてるのは良いやね~。

中島かずき氏との対談は 荒川先生がグレンラガンのファンでもあるというコトだそうで。
作品づくりの方向性や何を訴えるか? についての対談が興味深い。
中島かずき氏については私は知らないところが多いので何とも申し上げられませんが、荒川氏のバックグラウンドにある『強さ』みたいなものが表れてますよね。
それは先日の銀の匙の感想でも書きましたけど。

ハッピーエンドや、物語の運び方については書き手(描き手)の そのものが含まれて、読者も何に呼応するかは分からないから、作家自身の説得力のあるものをただ提示するだけなんでしょうね。


荒川氏インタビューで、“物語”については原作のシーンを折り込みつつ3構成で。
『人間の成長をどのようなものと捉えてますか?』の問いに(P.226)、
『“周りを信用して、頼れるようになること” 依存ではなく』というのは面白い。

また逆に、“お父様”の敗因についての問いには(P.238)、
『彼は周りを誰も信用しなかった。他者も単なる駒に過ぎなかった。』と。


なんか幽☆遊☆白書の仙水忍を思い出してしまった。
「おれたち7人で穴を掘る」 けど、実質は人格を7つ持った仙水忍自身のことで。

全てを統合された“お父様”が抱えた7つの大罪を持ったもの(子どもと称するもの)が周りにいるのに。“お父様”は自分自身を過信していたのかもしれないね。



また、伏線に関しては知らなかったことばかりで、これは読み返してみないと気付かないかも。
『格の違いってやつを見せてやる!!』ってセリフとか。全然気にしてなかった…。




というワケでまた過去のコミックスを読み返したくなってきましたよ。
(現に今 読み返してましたが。)

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