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2011年1月24日 (月)

“『星は歌う 10巻』読了。”

星は歌う 10 (花とゆめCOMICS) (10巻)』を読みました。

東京で、サクラが目を覚まして……―――。

前巻で、サクヤと千広は 心の距離が近付いたと思ったのに ね…。

確かに、認めたかどうか ってトコで、『まず 片づけてもらわなきゃいけない事が…――』ってあって ねぇ。

結局 千広はそのために東京に戻るというか。大人の立場から言えば、たいへん幼稚なもの言いでの『“責任”を取るためにサクラとともに…』とも取れるのでね。そりゃあね。

千広がサクラに『見せてやりたい景色』が、始め、サクヤの孤独感みたいなものがサクラと被って見えたからこそ、そこからサクヤによって、 夢みたいなものだと思っていた、ほんとうに好きになることや、人の愛情みたいなものを千広が知ることができた。…からこそ、サクラにも、この世界が光あるものであると体感できるんじゃないか という。

『力も才も財もない…』っていうのは5巻のP.125にもありましたけどね。

『ああいう男はね どうせ最後には前の女を選ぶんだから』(by 聖)6巻P.138

そして上記セリフの続きにあった『距離をとったりしない 決めたの あたしにできること』(by サクヤ・6巻P.140~141,10巻P.64)ものが再掲されてて。

同じく、『つらぬいてみせろよ 誰になんて言われようと 思われようと』(by ユーリ・9巻P.151)

どん底な自分を認めてくれた人がいて、認めてくれた人も 実は大変な境遇で、だから自分がまだ脆弱だった時に“疲れてしまっていた”当時の好きな人を、今 改めてちゃんと大切にしたい。

そして僕(千広)を認めてくれた大切な人(サクヤ)はもう強くなったから大丈夫。と?

本編にもあったとおり、「サクは切り捨てるんじゃない…」(by 聖)は思うワケで。

けどそれは読者視点で、サクラなしでこの舞台(『星は歌う』という作品)を見てたから、主人公であるサクヤと千広として報われてほしいと思ってしまうもの。

だから わからないんですけどね。

9巻までの流れからガラッと変わってしまったような感じだから。サクヤが好き“だった”のに、サクラの声を聞いて・会って、それで、『自分以外の人生を背負う』というのかしら。4日5日程度(千広は3日休んで、翌日の遅い時間に登校してる という描写)での自分の思いというものが。…勿論、想いというものが変わることが時間では無いんだよ というね、そういうことも言えなくはないですが。

「でも一度好きだと思ったやつは きっと 時間が過ぎても 特別なんだ どこかで」(by ユーリ・10巻P.110-111) これに近いのかね。千広にとっても。

覚悟を問われて返事をした千広の目はかつてのものとは違う意思があるようにも見えたからね。

じゃあ、サクラはどうなるんだろう。と。

「何の為に この世に生まれてきたんだろう (中略) ただ世間に知らしめる為だけに生まれてきたみたいで すぐに忘れられてしまうのに」(10巻・P.140-141)

実際、この作品じゃなくね。世の中にはそうされてしまうものも多々ありますからね。

高揚感や優越感のためにただただ虐げるような人がね。

…なにが弱者や強者かだなんてわからないけれどね。

それで、切り捨てることばかり着目してしまいがちになるけれど、全てを拾うことはできないにしても、全てを拾いたいという気持ちは、その気持ちは分かると思うので。

嬉しいけど、悔しい。 …これはすごいセリフですな。

された仕打ちから 会いたくない気持ちもあるけれど、それでもその人が笑顔で認めてくれたら嬉しい気持ちは分かるから。

次巻で最終巻。サクヤが幸せな結論に辿りつけてたら良いことを思いつつ。

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著者:高屋 奈月
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