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2010年11月 2日 (火)

“『日本の、これから どうする?“無縁社会”』を見た。”

2010.10.30.O.A.

『日本の、これから。 どうする?無縁社会』を見ました。

【出演】さわやか福祉財団理事長…堀田力,厚生労働副大臣…小宮山洋子,慶応義塾大学教授…金子勝,作家…吉永みち子,批評家…宇野常寛,明治学院大学教授…河合克義,内閣府参与…湯浅誠 ほか

以下、番組を見ながらのメモ。

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職場、地域――…の縁がありますが、一番多かったのは家族の縁について。
一人暮らしの高齢者の孤独死は472件。465万人。
60歳以上の自殺 71%が同居家族あり。

三宅アナ:「家族がなくて孤独。家族がいても孤独。」
宇野さん:「昔のドラマのようなコミュニティを取り戻そう ってわけにもいかない。」

包括支援センター:「声が聞きたいから と電話がある。(その電話主の)家族の人に伝えても、『今さら連絡もらっても困る』と。」

元会社員60台男性:「転勤してばかり。1ヵ所に4年も住んでない。地域との縁もつくれない。」

イラストレーター30台女性:「夜中まで続く仕事ばかりで、子どもと会う時間もつくれない。そんな仕事ばかり。」

介護施設支配人スウェーデン人30台:「福祉社会が出来てない。中途半端な」

厚労省小宮山さん:「縁が今までのカタチがなくなったら、新たな縁をつくりサポートしなくてはならない。」

高齢者の近所付き合い。“あいさつ程度。殆どない”合わせて57%。

ネット中継一人暮らし男性91歳。月に一度話す機会はある。読書やスポーツ。

宇野さん:「昔は大家族とかあったでしょうが、いい面だけだったかと、考えなければいけない。 結婚の自由もなかったこと。」

金子さん:「家族の解体が貧困を多様化させた。女性は年金が少ない。都会に出てきたらコミュニティもない。」

仕事について。
非正規雇用の割合 33.7%
未婚率 男性47.1% 女性32%

一人暮らしの高齢者は2030年には700万人になる推定。

僧侶:「縁が無いとそもそも私たち生まれてない。縁はあるけど それが機能してない。」

イラストレーター:「縁を見つけるためにもコストがかかる。」

視聴者からの無縁社会の改善案を紹介したり、番組の留守電に届いた声を紹介したり。

無縁社会を変える提言。
湯浅さん。地縁、血縁、社縁 以外の、“第4の縁”を確立する社会サービス。
模型で各機関が離れてる様子を表す。機関の関係が隔絶。
公的扶助、資金貸与。実は色々とサービスはある。
湯浅さん:「役所の人たちは自分の管轄の部署しか知らないので、パーソナルサポーターを。」

九州での話。
北九州ホームレス支援機構。
全国5ヵ所。

NPO奥田さん:「全ての事柄をコーディネイト」

頼らない人をどう救うか。放っといてくれと言う人は?
湯浅さん:「働きかけを繰り返すことで気持ちの変化が起きる。」

NPO奥田さん:「助けてって言っても『オマエの努力が足りない』と言われる。 出会いを絶やさない社会をつくる。選択肢をつくる。断定的に考えない。」

ゆくゆくは全国へ実施予定。ただ認知症の方とかはまだ。雇用に絡んでるのが今の状態。

淑徳大 結城さん。“おせっかいの復権”。
“赤い造花のバラ”→京都の街にて、玄関の軒先につける。夜になると外すが、夜じゅう付いてると異常。
“緑の回転灯”→団地のベランダに接地。なにかあれば鳴らせて知らせる。

もう一つ踏み込んだ、支え合いマップ。
団地の中のつながりを 線で繋いでいくと、つながりの無い家が見つかる。
プライバシーがあって入れないこともある。いらないと言われても介入し続ける。

但しプライバシーに関してはマップに関わる人のみで口外禁止。介入といっても井戸端会議で話になるくらいのもの。

福祉アドバイザー60台男性:「孤独死されちゃったら、プライバシーも何もないよ。」

元会社員60台:「昼から酒飲んでパチンコ行ってる人なんて救いたくないし。私の税金を使ってほしくもない。」

金子さん:「例えば 昼から酒を飲む人――…派遣村で金もらったけど酒に使っちゃったと。普通の働いてる人なら その日の酒はガマンできるけど、金を酒に使っちゃった人は次いつ酒が飲めるか分からない。その境目をどう我々がガマンするか。」

宇野さん:「なじみのない仕事、変な仕事してたりしてると、偏見されたりするから我々は地縁を捨てた。」

吉永さん:「孤独死がいけないことのように。放っといて 孤独死させてくれよ と。」

僧侶:「孤独死と…自殺 蛆や白骨化したものも対面。人間の気持ちは一定ではない。状況により、節度あるおせっかいは必要。」

明治大学教授 河合さん。“公的ヘルパー”。
寄り添い支援と、支え合いマップで救えない方。支援を拒む人。民生委員も拒む。

4日食べてなくて倒れてたとこを、定期的な見回りを続けてなんとかなった。…というケースもあった。

介護保険制度から外れた、民間のヘルパーでは介入できないもの。
ある離島ではガンの治療を拒んで一人で亡くなった方もみえた。
人間の命、尊厳を尊重したものを。

厚労省小宮山さん:「――…財源が伴うので、民間の力を如何に活かせるか」

河合さん:「認定は16% その内 実態は8割(13%)だけ。
     フランスの実態調査をしても、そんなにお金はなくても――…システムとしての実態をつくることが出来るハズ。」

スウェーデン人:「コストが多少かかっても、自治体としてやっていくべき。」

金子さん:「これは介護保険の前は措置制度というのがあって、老人病院とか児童福祉施設とか、いろんなものに強制的に入れて救ってきたわけですが、そのぶんが保険で申請主義になって、申請しない人が出てきちゃう。
     それからもっとい言えば昔は保険屋さんが色んなとこ回っていて、実際に公的な資格があって介入してきて 健康ですからね。当たり前のこととして介入してきた。それがなくなってる。
     ぼくは税金の負担を多少地方レベルで増やしても、こういう人たちを増やしていかないと。 例えば児童虐待とか。それから今言った老人の孤独死とか。いわゆる生命や尊厳に関わる部分をですね ちゃんと早期に発見する…ケースワーカーでも良いですし 保険屋さんでも公的ヘルパーでも良いんですけど、そういう専門職を充実させないと、人間的な尊厳が守れる社会にはならないと思います。」

親の介護中 女性:「……先ず 行政が実態を把握していないと。何も見えてないと。」
厚労省小宮山さん:「実態と言いますか、統計は取ってるんですが。今日言ってるような 縁が無いとか 数字に表れるものじゃない。実態をどのように把握するか 難しいこと。」
親の介護中 女性:「毎年 その 政府は実態調査やってると思うんですけど、昔の質問事項を踏襲した上で数値が出てると思うんですが、それに載らない人がかなりいるということに その実態が把握されてないと捉えられる。」
厚労省小宮山さん:「お金をかけて大規模な調査をするというよりか、地域の中で色んな声を上げてもらって…」
親の介護中 女性:「でも 声を上げられない人はいるわけですよね。」

三宅アナ:「公的な介入があった方がいい。でも負担が発生する――…」
NPO奥田さん:「制度とかシステムの問題ではなくてですね、もっと本質的なことで 人間の幸せとは何かとかですね 人が生きるって何なのか そういう価値観。そもそもその議論をしないと、何が何に対してコストが高いのか 基準がないと思うんですね。おおもとの議論がしっかりしなきゃならない。
   と、公的な支援との問題ですが――…自己責任論としきりに言われて、しかしそれは結果的に公(おおやけ)の責任を曖昧にした。社会の責任を曖昧にした結果だと思うんですね。 しかし公がしっかりと責任を果たすことで、個人は自己の責任が果たせるようになっていく。だから公の責任か 個人の責任か 二者択一でなくてですね、公の責任をしっかり果たす時に、個々人がしっかり責任を果たせる選択肢が拡がる。私はそんなふうに考えてるんです。」

三宅アナ フリップ。介護保険を利用しない理由。人の世話にはなれないが73%。利用料の1割負担が重いが40%。

湯浅さん:「介護保険の話だけでなくて、私たちのところに相談に来る人はみなさんそうなんですが、小っちゃい頃からずーっと人に頼らず生きてけって言われ続けて大人になってるので、頼っちゃいけない っていうふうに もう 深ーく思ってるっていう人は 高齢者 中高年 若者にも とても多いというふうに感じてます。」

締めくくりに と、『変わる“家族のかたち”』のグラフ。今は単身世帯と夫婦・子ども世帯の転換点で、単身世帯が上回った。
2030年には単身世帯が37.4%夫婦と子世帯が21.9%。

吉永さん:「今までの社会が、血縁、地縁、企業(社縁)に如何に担わせてきたか。個人で安心できる社会を如何につくっていくべきか 考えるべきなのかと。」

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番組内容についてはググれば私より詳しく書いてる方がいらっしゃると思いますのでそちらをご参考下さい。

第2部で解決策を提言されてたお3方はそれぞれ良いと思いますし、それはそれで続けてみるべき 良いコトだと思いますよ。

で、ですけど、

結局、『無縁社会』の 何が問題なんでしょうか。議論の根本がよくわからない。

一つは年を重ねての孤独死。 ですが、それまでそこそこ順調に生きてきたけど、配偶者に先立たれ、子どもも居なくて――…っていう。

もう一つに、若者であろうと、中高年であろうと、仕事が無い、お金が無くて生きていけない。

一番の問題は自身、もしくは家族に病気や障害を抱えてる人がいる場合。……これで身寄りや相談できる相手、助けてくれる人がいないと辛い。

“生きていく上で 身動きとれなくてどうしようもない。” という場合と、 “生きてはいけるけど孤独、心を開いて話す人もいない死んだら誰にも発見されないだろうな。” は、別。

前者はホントに対策すべきだし。仕事の形態についても、仕事の為に私生活が犠牲になってたりして、困ってる時に周りに助けを求めにくいとか。就活とかでも職を 選 り 好 み しな い で 必死にさがしても無い場合は助けるべきだと思うの。

けど後者は違う。番組中にもあったかもだけど、若い人でも一人暮らししてて、風呂で転んで頭打って死んでしまったら、それで数日発見されなければ それも孤独死になってしまうでしょうから、孤独死は高齢者だけの問題では無いですし。

独りの寂しさについてとかは………、う~~ん、どうなんでしょうね。

そもそもね、人(他人)が、“自分に対して関心を持ってくれてるのが当たり前”だというコト自体がなんか違うというか。

“当たり前”だと 勘 違 い してしまう一つが赤ん坊の頃、幼児の頃、当然何も出来ないから親なりの庇護者がなにかしらずっと面倒を見てくれる。なにかしらの関心を寄せ続けてくれる。

けど、親以外は違う。

そこから友達とかを作っていくのは、趣味が同じとか、共通する敵(クラスのなんかムカつくヤツとか)がいるからとかで友達を培っていったり。社縁でも、仕事のために同僚と目的の仕事ために話したり、上司の愚痴を言ったりして仲良くなっていくわけでしょう。(笑)

で、“縁”自体についてですが、番組中、僧侶の方も言っておられたように、『縁はあるけど機能していない』と。 

“袖擦りあうも多生の縁”という言葉があります。たまたますれ違った人ってだけでもなにかしらの縁のある人なんですよ。みたいな意味でいいと思いますが。

“縁が機能する”とはどういうことなんでしょうね。

『”私”と“あなた”が好意的に関わる』というコトになるのでしょうか。

例えば、「ちっとも彼氏ができない。縁がない。出会いがない。」というのは、自分にとっての『好意的な縁がない』。多分彼氏が出来ない間も、そこそこ話す男性はいるでしょうが、別にイケメンではないし、趣味合わないし とか、そんな理由で“縁”という枠組みから漏れてるんでしょうね。その“彼氏縁”みたいなのから。

とすると、縁は機能している が、縁を自身で活かしてない となるのでしょうか。

NPOの奥田さんがサポートしてる人の背中を押して面接に行けば?としてた時も、渋ってたのは何でなんだろう。何かの仕事に対して特別なトラウマでも持っていらしたのなら仕方ないかもしれませんが。

ハローワークで仕事の一覧見てた時も一つの縁だったと思うんですけどね。(言いすぎ?しかしそれとは別に結局面接行ったけどダメだったというのは、やっぱり30半ばで採用してもらうのは厳しいな という現実をただテレビで知っただけにもなってしまうようなー…)

公的なヘルパーについての中で、金子さんが各家庭に介入するコトについて、個人的には高齢者のコトではなく、児童虐待の防止に繋がることが結構重要だなと思いましたね。

各家庭の事情などで、自分で実態の手を上げられない 子どもが助かるためにヘルパーでもホントなんでもいいけど介入できる権限を持つ人がいたら というのはね。

その介入についてもあまり美徳されすぎてもいかんというか、宇野さんが言ってらしたことにもありますが、昔の大家族には大家族なりの問題もあったでしょうし、それと昔は結婚も恋愛結婚では無かったですし。

美輪さんがよく言われる『腹六分のつきあい』とかね。

少々話が脱線しますが、未婚率の上昇と少子化についてですが、なんだか政府的にこれが問題なのは経済的損失という感じで、無縁社会と同じ舞台の上で議論されるのはまた違うような気がしますが。

…厚生労働省の方が出演されてましたが、表層で喋っておられるようで厳しいコト書きますが無縁社会に無縁なような印象をお見受けしました。

NPOの奥田さんが後半に言われてらした、「人間の幸せとは」とか、そちらに議論が行ってしまうと哲学的なほうになってしまって収拾がつかなくなるような気がしますが。(笑)ま、それに何が幸せかとか子どもから聞かれてちゃんと応えれる大人がどれだけいるかわかりませんが。(何がちゃんとした答えなのかもわかりませんけどね。)

なんにせよ生きるコトはコストがかかりますよ。育児費、学費などや、病気に罹ったりしたらね。そりゃあね。

でも割と日本てそこそこちゃんとしたサービスあるし、アメリカとかと違って保険もあるし。多分、縁の機能もそこそこ働いてると思うんですよ。

だけど空虚。自殺が多かったり、幸福度のランキングでも下のほうとか。

生きるコストに縁が邪魔してるとかね……。暴論か? 『みんなが○○だからそうじゃないと不幸だ』みたいな。(この考えも日本的だよね) 物が無いと…っていうコトもだし、“そういう(なにか縁ある人での好意的な共通項)人間”じゃないと不幸だ…っていう。 それは“しがらみ”というのかな。

なんにせよ私からは、病気や介護で生活が困窮してる方にとって、救済策となるようなものなら、どんどん良縁が循環していってほしいなぁ と願います。

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著者:NHK「無縁社会プロジェクト」取材班
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当ブログ内 関連。↓

“NHKスペシャル「無縁社会~『無縁死』3万2千人の衝撃~」” を見た。

“『追跡!A to Z 無縁社会の衝撃』を見た。”

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