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2009年6月30日 (火)

“『FILE076:「『時間』という名の怪物」』を見た。”

爆笑問題のニッポンの教養。
2009.06.23.O.A.
FILE076:「『時間』という名の怪物」を 見ました。

実験心理学・一川誠(いちかわまこと)先生。

以下、番組メモ。


――――――――――――――――――――――――

心の時間を計る。
シールドルーム というのに、先ず2人に入ってもらう。
そこで2人に雑談してもらって、心の時間を計る という。

一川:「感じる時間と、時計で計られる時間とは ずいぶん特性が違います。同じ1分であっても、人によってとか 色んな条件によって、長さが変わってきますね。」

結果、何分話してたかを書いてもらうと、田中氏は2分、太田氏は5分。で、実際は3分6秒だった。

一川:「大人になってくると、毎日の生活がルーティンワークになってきます。そうすると 時間経過が決まりきったことになってくるので、心的に体現されるイベント数が減る。
実は「待ち遠しい」っていうのは、時間を長くする効果がありまして、あとまぁ、体の代謝によって、感じる時間が速くなる。
たとえば、心的時計っていうのは普通の時計に比べると だんだん進み方がゆっくりになってくるみたいなんですね。
子供のころっていうのは、わりと代謝が激しいので、体温なんかも高いですし 心拍も速いですし。」


ジャネーの法則。
例えば5歳の男の子はそれまでが5年しか生きてないから 1年は長く感じるけど、40歳の人は40年も生きているうちの1年だから、速く感じる。


一川:「でも、ジャネーの法則だけでは説明しきれないところがある。」

田中:「まぁ 人間80年とか生きるわけじゃない。で、ネコだと…。セミだと一週間とかなるじゃない…どんな…全然違うんですかね。」
一川:「たとえばネズミも寿命が短いですけど、ネズミっていうのは 1秒間にできる数が人間よりも多いんですね。
ひょっとすると ネズミにとっての1秒は人間にとっての より多くの心的体験をしているかもしれなくて。」


田中:「それこそ 子供のころの授業の時間は長かったよね。休みの時間は短いんだけど。…」
太田:「おれは3年間友達がいなかったものですから、一生続くかと…。
机に365本線を書いて、今ここ、あと こんだけ、距離にして。あと こんだけ だから がんばろう。…みたいなことをしてたんですよ。
それと友達がいないものだから、学校の10分の休みがむしろ授業中よりも長く感じる。
みんながワーワー騒いでるとき 1人で座ってるときのもたなさ。」

一川:「今みたいに その、365日線を引いてって、どうしても時間に注意向きますよね。
時間の経過な注意が向くと、時間というのはなかなか経たない、って感じなんですよ。
逆説的なことが起こっちゃうんですよ。」

一川:「時間経過以外のことに注意を向けると、時間っていうのは わりと短く感じる。」


一川:「感じる時間って 色んなことで変わるんだけど、みんな大体時計の時間通りにできる っていうふうに思ってるんですけど、やっぱり間合いであるとか その時の体の調子であるとか、全然変わるんですよね。
そういうことって あの、漫才されてるお2人はよくわかりますけど、一般の方ってよく知らないので、みんな同じような時計の時間に合わせるって 実は結構大変なことで。」


違う部屋へ。
パソコンのモニター上で、黒い線と白い線が動く動画を見て、それによる脳の錯覚について。
わかってても、錯覚は感じてしまうとか。

また、さっきの部屋へ。


一川:「それぞれの時間があって、色んなコミュニケーションをする中で、一つだけ真実の時間があるってことじゃないと思うんです。」

太田:「そう考えると、ホント時間って計りとして頼れるもののように感じてるけど、
実はなんか、一番いいかげんな気ぃすらするね。
基本のグリニッジ天文台の何とか時計みたいなものがあるじゃん。要するにあれを基準にするわけですよね。だけど、それではたしていいのかっていう気すらします。」

一川:「グリニッジの時間に合わせたのって、日本で言うと明治21年なんですよね。それまでは昼間は日が昇ってから落ちるまでっていうのを時一つっていうのを、まあ日の出から日の入りまでを六つに分けてっていうことをしていたんです。」


《VTR》
明治時代に西洋にならって24時間制を導入したこと。全て 時計を中心とした生活になった。
それはすなわち心の時間を無視することになった。分や秒に刻まれ、利便性を追求するように……。

一川:「本当はみな『死』に近付いていってるはずですけれども、均質に時間を感じてしまう、っていうのは 一期一会的な時間の感覚を奪っている。
今日も明日も同じ時間。
で、それはまぁ、一種 人間が自分の限界をなるべく見ないようにするっていう、そういう一種の自我防衛規制みたいなものが、背後にあるっていうことが見えると思います。」


一川:「等間隔の時間を使って生活するようになったのは、まあせいぜいこの150年ぐらいで、人類の長い歴史の中で見ると、すごく特殊な生活を私たちは実際はしていて。実はもうちょっと長い時間にわたって、太陽のペースに合わせて生活していたはずなんですけど、今は別に太陽のペースに合わせなくても、こうやって照明をつけて夜中でも仕事が出来たりしますけど、まあこういう環境自体がこう実は人間にとってすごく特殊な状況で。
本当はやっぱり 一日の中でも速く感じる時間帯とか ゆっくり感じる時間帯とか……。」

太田:「そうすると、それこそニワトリのブロイラーじゃないけど、電気をつけた、消したで勘違いして卵産んじゃうわけだよね。
あれはニワトリにとっちゃ、一日1個卵を産むはずが、2個産む、っていうようなことに もう、体がなっちゃうわけでしょ。その照明の環境の変化で。
そりゃあ完全に、体内の時間の使い方がいわゆる普通の…なんていうんですか…地鶏というかその、そのへんの、野良ニワトリ…」
田中:「野鳥でいいじゃねぇか。」
太田:「野鳥か。…とは、コイツの生きた人生と、コイツの生きた人生は絶対違いますよ。
ああいうことが実際に起きるっていうことは、人間も絶対にそういうことがね、起きているわけで。
そうすると、グリニッジの時間なんかさ、あてになるわけがなくて。それぞれが持っている時間でしかないわけで。
でも、同時に存在してることは確か。ってことは同じ時間を共有してる…。
それぞれの時間なのに同じ、っていうことは、
おれはそれこそ、時計をパカッて開けた時に、この歯車と大きい歯車と回転数はそれぞれ違っているのに、それぞれの時間は違っているのに、一つの時間を表示するわけじゃない。そういうことが…世の中が全部 そういう感じで 噛み合う。。。」

一川:「たぶん でも、色んな個人の主観があって、その時間を みんなが主張すると混乱するから みんなその共通の時間、っていうのを決めてるんですけど
そこに こう あんまりにもよっかかりすぎると、みんな こう ちょっとずつズレてるので、ストレスが高い、っていうんで。
若い人なんかは 時間、時計に合わせるよりも、携帯電話なんか使って、ちょっとズレていく、っていうことをどんどんしだしていっている。」


太田:「お金の話とも近いですよね。なんかそのそれぞれの価値って全然違うのに、とりあえず統一させるために値段をつけて、でも その 値段が変動するから混乱するわけだけど、そういう…やっぱり主観でしかない。
なんかそこに価値…あまりにも金にとらわれすぎると変なことになってくるじゃない。」

一川:「最近人間はこう自分で色んな技術を使って、高速で移動したり、短い時間の中で大量の情報を流通させたりしてますけど、こういう環境って人間が作り出した環境の中で、今まで進化の過程で無かったようなスピードを体験してきているわけです。
一瞬のうちで判断できることっていうのは、歩いたり走ったりという感じだと あまり問題無かったのが、例えば40km、50km、高速で移動することによって、
今まで見落としていても大した問題じゃなかったものが、いきなり危険になってしまうということで、まぁそれが原因で色んな交通事故とか、電車事故みたいなものが起こってるんじゃないかな、ということは すごく心配されますね。
だからこそ人間っていうのは限界があるんだっていうことは知っておく必要があるかな、というふうに思います。


(浦島太郎の話で)
太田:「遠い昔の思い出になった時に、美が完成するっていうわけだよ。」


田中:「今後、時間と人間の関わり合いっていうのは」
一川:「グローバリズムっていうと、みんなが世界時間みたいな感じで、夜中でもトレーディングできる。いつでも商売できる。夜中でもコンビニが開いてるとか。
たぶん、この流れっていうのはあまり変わらないと思うんですね。
ただ 24時間、均質な時間を生きているつもりでも、体の時間っていうのは太陽の周期に合わせてる時間なので。

24時間 自分の思い通りにいくらでもコントロールできるんだっていう思い込みは やっぱりちょっと危険だと思うんです。
だからその人間にとっての 体の時間とか あるいは心の時間……。
人間の持ってる危険性、逆を言うと可能性をもうちょっと理解していって、それが潜在的に危険とか 避ける方向で……。」

一川:「昔に比べると、できる可能性があることって増えてるんですよね。でも24時間っていうのは変わらないんですよ。
そうするともう優先順位をつけて、やりたい方から順にやっていくしかないですね。
たぶん、全部やる時間は人間誰も持ってないと思うんです。
ま、主観的に操作できる範囲って限らてるので、やっぱり優先順位をつけて…っていうのが…。」


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何かに書いてあったのか、前にこの番組での発言だったのか忘れましたけど、
人は時間を生きてるんじゃなくて、時計気にしてを生きてる。と。

それは集団生活を送るのに当然というか、時間を共有して生きるワケだし、働くワケだし。

じゃあ、どういう時間を過ごすのが一番良いのか、安直に言い易いのは、『自分の時間を生きること』ってなりますけど。

…どうなんでしょう……。時間の感じ方を自分のものにする、っていうことでしょうか。
時間を気にすると、時間に煩わしさを感じるかもしれませんし。

まだ、時間に関してはよくわかりませんね。
興味はあるんですけどねぇ。

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