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2009年5月27日 (水)

“『FILE 072:お米レボリューション』 を見た。”

爆笑問題のニッポンの教養。
2009.05.26.O.A.
『FILE 072:お米レボリューション』を見ました。

農学。
農研機構 作物研究所所長 岩永勝(いわながまさる)氏。

以下、番組を見ながらメモったものを。
言葉の足らないトコがあるかもしれませんが、そこは御了承をば。

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冒頭で小麦畑を紹介。ラーメンなどに使う小麦は殆どが輸入なので~…。

世界の飢餓を救うため…ということで、食料自給するために。

岩永:「日本の農学研究の一番の目的っていうのは 明治以来ですね 北海道でも米を作るという。
稲というのは南の原産なんですよね。暖かいところ それをできるだけ北の方で作る。」

味、収穫量、病気の強さなど 品種改良を重ねてきた。

爆笑問題の2人に食べてもらう ということで用意された3種類のお米(ゴハン)、その3番目の『あまり美味しくないもの』について

岩永:「去年の農林水産省の10大トピックに入ったくらいの品種なんです。これは家畜用のお米なんです。
これはですね、例えば普通の品種の2倍近くとれるんです。
なぜ飼料用かというと、日本の自給率を上げるため。日本の畜産業というのは ま はっきり言えば アメリカからトウモロコシを輸入してそれを食べさせる それで成り立ってるわけですよね。
日本はトウモロコシに関しては、世界で最大の輸入国なんです。去年も日本全体では 5000億円以上トウモロコシの輸入にお金を使っているんです。」

太田:「自給率を上げるということに繋がるんですか?」

岩永:「爆笑問題さんお2人が生まれた当時、1965年頃は 60%くらい食料自給率があったんですが、今は40%に下がってしまった。
その頃は(米を年間)1人あたり112kg。今は1人あたり60kgしか食べてないんですね。」


岩永:「議論されているのは 発想の転換」
太田:「米粉パン」
(岩永先生パンを出す。本来なら、こんなに膨らまないという。)
岩永:「最高の技術わ使って、品種改良をやって、すべてを合わせることによって 自給率を上げようと。
やっぱりですね、人間にとって一番大切なことは 食べるっていうことなんですよね。

「生活していけるかどうか」という時に、「食べていけるか」という表現を使いますよね。一昔前は「食べる」ことと「生活する」ことは 同等だったんですよね。」

VTR:食品廃棄物 1900万トン。世界全体が開発途上国に援助する量の3倍。

太田:「先生のこれからの望み…っていうのは、農家の自給率を上げていくこと…?」
岩永:「ところがですね…たとえば 自給率を現在の40%から50%に上げたとしますよ。じゃあ残りの50%をどうするんだ、っていう話があるんです。」
太田:「それは輸入ですよ。」
岩永:「輸入して、それ お金で買えばいいと思っちゃいます?…そう思いますか?太田総理?(笑)
…私はそれに賛成しません。」

太田:「日本人 一人一人の食生活を 変えていけ っていうことですか?」
岩永:「一番は無駄をしない。食べる時にやっぱり いただきます という観念を持つということです。
これをですね 農業に対する、或いは食べ物に対する敬意を払うということだと思います。」

田中:「先生はずっと外国中 行ってきて、で、日本は割と最近帰ってこられて、その頃だと思うんですけど、
賞味期限切れとか、食の安全とか、すごいいっぱいありましたよね?」
岩永:「やはりコンビニの消費切れというのは 正直、違和感ありますね。で、これ食べれるんじゃないかと。」
田中:「それこそね 先生が行ってた外国の国だったら、全然オッケーで食べてるもの ありますよね?」
岩永:「それに対して消費者っていうのは…表現は悪いかもしれませんが、極限まで安全性、安心…心の問題だと思うんですけど、
(消費者は安心を)最大限まで要求していくと。
一方では冷蔵庫で腐らせ、食べ残しを子どもに許すと。
それでいて自給率 先進国最低の40%。
それに対して政府が悪いと。
なんとなく違和感を感じます。大人じゃないっていう気がします。
ものを食べる時に腐ってるか腐ってないか、っていうのは、自分の五感を信じて判断することですよね。
人間としての本性というんですか そういうところを人間はやはり持つべきだと思うんですよね。
そこのあたりが、日本人が生き物として弱くなったなと感じますね。」


太田:「世代の あれだと思うんですけど、ぼくの場合、腹が減った苦しさよりも、食べ過ぎた苦しさの方が嫌なんです。食いすぎ死にもつらいですよ。」

岩永:「私はあの 30年間 海外で、こう所長室のこういうとこに座っているだけじゃなくて、実際の、若いときには農業の現場に行って、農家の貧しい場所を見て、農家の土間に たとえば 上がりこんで、一緒のものを食べるっていう中で そういう状況を見ると、やはり 食べるっていうことの大切さですね。」

太田:「飢餓をなくしたいと、食べ物に困らないようにと、それは日本は ある程度叶ったわけで、食べ物の大切さを忘れてしまって じゃあまた取り戻しましょう というのは~…」

太田:「ぼくらの世代の 学校給食なんていうのは、残さず食べましょうと。好き嫌いはいけません、全部食べなさい と。時間内に しかも おしゃべりしないで、っていうね。逆に言うと そっちから始まった我々の世代の中で 特におれなんていうのは 特に少食だから、そういうことがうんざりっていうのがあるんですよね。
それってやっぱり、食べる楽しみっていうのに繋がってないんですよね。教育の仕方 っていうのが。」

太田:「食べることって、もちろん生きるためってのもあります。だけど おいしいものをみんなで楽しく食べる っていう。
嫌いなものは、この時代 そんな無理して食べなくていいよ ってところからじゃないと。
本当の食のありがたみって、おれはなんか感じられないような気がするんだよね。」
岩永:「われわれの食のぜいたくさ、それが何で成り立っているのかを 分かる必要はあるかと思うんですよね。」


太田:「農業にたずさわる全体の人口をもっと増やしたいと。」
岩永:「農業が、若い人の言葉を使えば かっこいいプロフェッショナルになるべきだと思うんです。そのためには、もうからなきゃいけないし、そのためには研究というものが必要なんです。」


(野球への興味について、喩えを出し)
太田:「食にしたって、若い連中が ハンバーガーとか…パン食って、いくら白い米食えって言ったって、
推移しちゃったものは、もう推移しちゃったものとして始めなきゃ 始まらないと思うのね。そっからもう一回戦い直さないと。」

岩永:「例えば友人で、サツマイモの(研究者)なんですけど、食べ物の取り合いで内紛になって、虐殺されてしまった。
或いは 残された家族が飢え死にした、と。人口の何分の一が死んだっていうんですけど、それはやはり食べ物の取り合いなんですね。」

太田:「腹を空かせている国をなくしたい、と。」
岩永:「やはり、空腹と平和っていうのは共存しないんですね。」
岩永:「農業生産が ちゃんとなることによって、はじめて世界の平和が実現するんですよね。日本がお金があるから 高く買い付けていると、貧しい国にはまわらないんです。」

岩永:「生産がすべてうまくいくと、国際取引も下がる。そういうものが平和な世界の出発点なんです。」


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番組内容はこの辺まで、あと、爆問学問HPの対談後感想から一部抜粋します。


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岩永:「何か原体験みたいなものがあるんだなっていうことを感じましたね。人によっては無理矢理食べさせられたとか、食べたいものがなかったとか、大嫌いなものがあったとか、そういうものが体の中、原体験として残っていて、それがまた食に対する考え方を決めていっているんじゃないかなと。私などは、まだ日本が貧しい頃に少年時代を過ごしたので、「食べ物を捨てたらバチがあたる」という意識が強いですよね。
そういう面では、その世代間の格差っていうのがこんなにあるものかということに気が付いて。食べ物だけじゃないかと思うんですが、社会が大きく短い時間に動いてしまったんですね。今後の日本を背負っていくのは、もう次の世代ですよね。で、そういう人たちとのギャップを埋めなきゃと思いましたね。」

太田:「だからまあ、政策っていうところにどうしてもぶち当たっちゃうんですけどね、この話は。よく自給率を上げろっていう話になった時に、国際的な関係性の中でやっているわけで、はたして輸入を減らしてっていうことが、本当に正しいっていうかね。賢いことなのかなっていう気もするしね。自給率を上げちゃって、本当に輸入を減らしても、困るのは政府のような気もするし。それこそ、米なんかにしても、あの事故米なんかにしても、取り決めでね、米をアメリカから買っているところがあるから。いろんな矛盾を抱えているんでしょうね。」


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私の、個人的な感想ですが。
やはり世代格差からか、太田さんの考えに近いんですね。
その、食べ物が普及した時代で、子どもの頃には半ば強制的に食べさせられて…だから楽しいとか、生きる喜びとか…感じないワケでは無いんですが、直結して納得出来ないんですね。

またウチの場合、田んぼもやってるので、これも私は子どもの頃から、手伝いを『やらされてる』感じで。
大変さや、責任からのカッコよさは分からなくもないんですが、
純粋な憧憬では無いというか…。

そして太田さんか対談後感想に書いてる通り、各国間の輸入に関して。

ある程度、『輸入を“しなくてはいけない”』という何かがあると思うので……だから田んぼがあっても、減反の指示が農協からあったりとか。


なので単純に自給率を上げれば良いというワケではないと思うので、輸入出来るものは輸入して、日本で作れるものは品種改良とかして色々対応出来るように作って…、と。

勝手なことしか言えないんですけどね。

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